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2019.11.11 15:00
『俺たちの平行線』
コンビニ店員×エリートリーマンの笑いと涙とエロスと愛の物語「薄情だな」「えっ?」「同じビルで働いてて定時も同じなのにさっさと帰るなよ」「え、あ、ご、めんなさい……?」 曖昧に謝ると、神崎さんは柔らかく苦笑した。あ、その笑い方もかっこいい……じゃ、なくて。 なんで神崎さんがここにいるんだ? 仕事は? 神崎さんは薄い水色のネクタイをまとめもせず、そのまま鞄に突っ込んだ。端っこが収まり切らずにちょっとはみ出している。改めて見ると、いかにも適当に上着を引っ掛けてとりあえず鞄をひっ掴んで走ってきました、という出で立ちだ。 もしかして、定時と同時に慌てて出てきてくれたんだろうか。俺に会うために? もしかして、神崎さんも同じように思ってくれていたんだろうか。会いたい...

日野ひじき商店

日野カルネです。 創作BL小説を書いています。

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